上海市で2026年7月10~12日、中国の大手動画プラットフォームBilibiliが主催する大型ACGNイベント「BilibiliWorld 2026」が開催された。会場は上海国家会展中心で、8ホール、展示面積約24万平方メートルを使用するアジア最大級のコンテンツイベントとなった。
Bilibiliによると、3日間で30を超える国・地域から延べ40万人が来場し、世界170の国・地域から出展者が参加した。約1,000台のキャラクター装飾車両や6万人を超えるコスプレーヤーも集まり、コンテンツ、商品販売、体験、コミュニティーが一体となった巨大市場を形成した。日本企業も多数出展している。
中国の若年コンテンツ消費では、オンライン動画やゲームからファンを集め、オフラインイベントや限定商品、コラボ飲食などで収益化する仕組みが強まっている。単純なアニメ放送権やゲーム販売だけでなく、IPを中心に複数の収益源を設計することが重要だ。
日本企業にとってBilibiliは中国で作品を認知させる重要なプラットフォームの一つだが、イベント出展だけでは十分ではない。中国語SNS運用、公式EC、ライセンス商品、現地イベントを連動させる必要がある。
また人気IPほど無許諾グッズや偽造品への対応が必要となる。中国での商標・著作権登録、ライセンシー管理、ECプラットフォーム上の権利侵害監視を並行して行うことが望ましい。中国コンテンツ市場は巨大だが、権利管理と現地運営能力が収益性を左右する。