アジア最大級のペット関連用品専門見本市「Pet Fair Asia 2026」が8月19日から23日まで上海新国際博覧中心で開催された。第28回となる今回は展示面積が32万平方メートルに達し、102カ国・地域から40万人を超える来場者を集めた。JETROは会場にジャパンブースを設置し、日本企業31社の出展を支援した。

中国ではペットを家族の一員として扱う消費者が増え、フード、健康管理、衛生用品、生活用品などの市場が拡大している。同時に中国企業の商品開発速度も速く、単純な価格競争では日本企業が優位を確保しにくい。日本企業は品質管理、安全性、細かな使い勝手などを差別化要素として訴求した。

展示会の大きな利点は、輸入代理店、小売業者、EC事業者、専門店などと短期間に商談できることである。ただし展示会で関心を示した企業と実際の継続取引に至るまでには、価格、最低発注数量、物流、販売地域、オンライン販売権などの条件整理が必要になる。

日本企業が中国ペット市場へ参入する場合は、製品ごとの輸入規制にも注意が必要だ。特にペットフードや動物関連の健康商品は、一般雑貨と異なる登録や検疫条件が関係する可能性がある。また商標の先行登録も重要である。大規模展示会を単発の営業イベントとして終わらせず、中国語の商品資料、代理店管理、SNS販促、EC販売を組み合わせることで初めて継続的な市場開拓につながる。