マカオのタイパ地区で8月11日、「CONTENT CAFE Powered by Bandai Namco Music Live」が開業した。現地事業者がバンダイナムコミュージックライブからライセンスを受けて運営するもので、日本のアーティストやIPを活用したカフェ事業として同社初の取り組みとなる。

店舗が設けられた官也街はマカオを代表する観光エリアで、中国本土や香港からの観光客も多い。開業イベントでは日本の声優・アーティストを招いた企画が実施され、中国本土や香港のファンが参加した。今後も限定商品やイベントを展開し、アジアのコンテンツ発信拠点として活用する方針だ。

日本企業にとって興味深いのは、海外展開が現地法人による直営店だけでなく、IPライセンスと現地運営者を組み合わせた形でも可能だという点である。この方式なら日本側の固定投資を抑えながら、ブランドやキャラクターを海外市場で展開できる。

ただしライセンス型事業では、ブランド管理が重要になる。メニュー、内装、商品品質、画像使用、イベント内容などが日本側のブランド価値を損なわないよう、監修手続きと承認範囲を契約に定める必要がある。また中国本土へ商品を販売する場合は、マカオでの販売とは別の輸入・税関制度が関係する。マカオを中国本土・香港・東南アジアからの観光客にブランドを体験してもらう場所として活用し、その後ECやライセンス商品販売へつなげる戦略も考えられる。