中国最大級の自動車関連展示会「第24回広州国際自動車展覧会」が2026年11月27日から広州市の広交会展館で開催される。JETROは同展示会の自動車サプライチェーン展示エリアにジャパン・パビリオンを設置し、中国に進出している日系企業の商談や取引先開拓を支援する。自動車部品展部分の会期は11月27日から30日までとなる。
中国自動車市場では電気自動車やプラグインハイブリッド車の普及が進み、完成車メーカーだけでなく部品サプライヤーにも急速な技術転換が求められている。電池、充電、熱管理、軽量化、電子制御、車載ソフトウエアなどの比重が高まり、従来型エンジン部品を中心としてきた企業には新しい取引先の開拓が必要になっている。
日本企業にとって広州モーターショーは、中国完成車メーカーやTier1企業の開発方向を現場で確認できる機会になる。現在の中国市場では、日系完成車メーカーとの取引だけを前提にするのではなく、中国系メーカーへの供給や共同開発を検討することも重要だ。
一方、技術商談では仕様書や設計データの管理に注意が必要である。サンプル提供時には秘密保持契約、知的財産の帰属、量産時の金型所有権などを明確にしておきたい。また、日本から展示物や装置を持ち込む際には輸出管理の確認も必要となる。展示会での名刺交換数ではなく、具体的な見積もりや試作案件までつなげられる体制を事前に準備することが成果を左右する。