深圳市が「首発経済」を強化
深圳市は、新製品発表、ブランドの初出店、初展示、初披露などを支援する新たな促進策を公表した。中国では近年、新しいブランドや商品を都市に呼び込み、商業施設への集客や消費拡大につなげる「首発経済」が地方政府の重要な消費政策となっている。
今回の措置では、条件を満たす初出店案件に最大300万元、新製品発表イベントには対象経費の一定割合、最大100万元を支援する枠組みが設けられている。自動車、デジタル製品、AIハードウエア、スマート端末なども重点対象となっている。
日本ブランドのテスト販売にも利用価値
深圳はIT企業や若年層が多く、香港にも近い巨大消費市場である。日本企業では家電、生活用品、化粧品、飲食、ファッション、キャラクター関連、スポーツ用品などが、中国市場での新商品テストを行う候補都市として考えられる。
常設店舗を最初から大規模に出すのではなく、ポップアップ店舗、新製品発表会、EC、ライブコマースを組み合わせ、市場反応を確認する方法も有効だ。
補助金は「最大額」だけで判断しない
実務上は、ブランドの認定要件、店舗形態、投資額、営業期間、対象経費、申請主体など詳細条件を確認する必要がある。補助金は申請すれば必ず支給されるものではない。日本企業は現地パートナーや商業施設との契約前に、どの支援制度が実際に利用できるのかを深圳市や区レベルの規定で確認することが重要である。