青島万象城に市内1号店

中国でスシローを展開する北京寿司郎餐飲は、青島市の大型商業施設「青島万象城」に市内1号店を開業した。山東省では済南市に続く店舗となる。開店時には多数の来店客が集まり、日本式回転ずしに対する中国消費者の関心の高さが改めて示された。

中国展開は地方中核都市へ

スシローは中国大陸で広州から店舗展開を始め、深圳、成都、天津、北京などへ拡大してきた。今回の青島出店は、一線都市だけでなく地方の主要都市を対象とする段階に入っていることを示す。中国は地域ごとに所得、食文化、競合、商業施設の集客力が大きく異なるため、全国を一つの市場として扱うことはできない。

日本外食企業の進出モデルとして注目

日本食は中国で広く認知されているが、中国企業による寿司、焼肉、ラーメンなどの業態も拡大している。日本企業はブランドだけでなく、商品品質、サービス、価格、店舗デザイン、デリバリー対応など総合力で競争する必要がある。

現地調達と品質管理が鍵

店舗数が増えるほど、食材調達、人材教育、衛生管理、物流、セントラルキッチンなどの仕組みが重要になる。日本からの輸入食材に依存しすぎると、為替や通関、物流の影響を受けやすい。ブランドの中核となる品質を維持しながら、中国国内調達をどこまで進めるかが収益性を左右する。日本の外食企業にとって、都市別の市場分析と標準化された店舗運営の両立が重要となる。