上海の大型ペット展示会に日本企業31社
上海新国際博覧中心で「Pet Fair Asia 2026」が開催され、日本企業31社がジェトロのジャパンブースを通じて出展した。主催者発表では展示規模、来場者ともにアジア有数の大型イベントとなり、ペットフード、ケア用品、衛生用品、スマート機器など幅広い企業が集まった。
中国ペット市場は専門化が進行
中国では犬や猫を家族の一員として扱う消費者が増え、価格だけでなく健康、安全、機能、デザインなどを重視する層が拡大している。一方、中国企業の商品開発力も向上しており、日本製というだけで優位性を維持することは難しくなっている。日本企業には具体的な機能差や品質管理を明確に示すことが求められる。
専門展示会は中小企業にも有効
中国市場は大きいが、全国で一度に販売網を構築するには多額の投資が必要である。ペットのように専門性の高い展示会を利用すれば、輸入会社、EC事業者、店舗チェーン、代理店など、実際に商品を扱う可能性の高い企業へ効率よく接触できる。
展示会後の契約管理が重要
商談後は、相手企業の販売能力、既存ブランド、販売地域、EC運営実績を確認し、独占販売権、最低購入量、返品、広告費負担などを契約で整理する必要がある。また、商品カテゴリーによって成分表示や輸入検疫などの制度が異なるため、販売開始前に規制確認も必要となる。展示会は入口であり、その後の実務対応が中国市場での成否を分ける。