第9回中国国際輸入博覧会(CIIE)が2026年11月5日から10日まで、上海市の国家会展中心で開催される。中国の輸入拡大をテーマとする大型国家級展示会で、JETROは今回も「JAPAN MALL」ブースを設置する。対象はコンテンツ・IP商品、食品、酒類、外食などで、中国向けECを活用した販路拡大を希望する日本企業の商品を展示・PRする。
JETROによると、第8回CIIEでは4100社以上が出展し、延べ約92.2万人が来場した。JETROは2018年の第1回から継続して参加しており、日本企業の取りまとめ機関として中国のバイヤーや消費者との接点を作ってきた。2026年のJAPAN MALLは100社程度を想定し、展示商品から中国向けEC販売へ誘導する仕組みを採用する。
日本企業にとって重要なのは、CIIEを単なる展示会としてではなく、中国での販売チャネルを試す機会として利用することだ。特に食品やコンテンツ商品は、展示会で反応が良くても、その後に販売できるEC店舗、代理店、輸入者、物流、決済体制がなければ継続販売につながらない。逆に、すでに中国向けEC販売を行っている企業にとっては、リアル展示とオンライン販売を組み合わせることで、認知から購買までの導線を作りやすい。
中国市場では消費者ニーズや人気商品が短期間で変化するため、商品を展示するだけでなく、来場者の反応、価格帯、パッケージ、競合商品、SNS上の反応などを記録し、その後の商品改良に活用することが重要だ。11月の開催に向け、出展企業は輸送、通関、表示規制、知的財産、EC販売体制を事前に確認しておく必要がある。